特養からデイサービスに転職する介護職の方が増えていますが、そのメリット・デメリットを知らずに転職すると、後で後悔することも・・・。
実際に特養からデイサービスに転職した方の声をもとにメリット・デメリットをまとめました!

特養からデイサービスに転職するメリット・デメリット!

メリット

夜勤がない!

デイサービスの大きなメリットの一つは夜勤がないこと
「夜勤がつらい・・・」そう感じている介護職の方の多いのでは?
夜勤で体調を崩す方も多いため夜勤がないデイサービスに転職する方もたくさんいます。

登場人物B

以前は特養で全時間仕事をしていました。
特養の仕事は基本的に24時間体制での介護を必要とするものでした。

そこで仕事をしている間は週に2日か3日ほどの夜勤がありました。

夜勤の時は何も問題がなければ、見回りをするだけでしたが夜勤が定期的にあると体の調子を保つのが大変になりました。

それで自律神経を壊してしまう結果となりました
そのあと体の調子が戻ってからデイサービスでの介護の仕事に転職しました。

デイサービスはお客さんを家まで迎えに行って、家に送るまでの予定が決まっており時間を読みながら仕事をすることが出来るのが気に入りました。

朝から始まって夕方には仕事が終わるので、睡眠もきちんととれるようになり体の負担が軽くなりました

登場人物A

特別養護老人ホーム(特養)は、要介護の人のみが入れます。
つまり、健康な高齢者はいない訳です。

そして、職員は24時間体制で高齢者の面倒を見なければなりません。

私の場合、特養勤務の時は私自身が夜中に廊下のソファーで寝る事もありました

というのも高齢者が施設内の廊下を夜中に徘徊する為に廊下を見はっていないとならないからです。

1年ほどで心身共に疲れてしまい特養を退職しましたが、デイサービスの仕事に転職してからはかなり負担が減りました

昼間、高齢者を集め夜はご自宅に帰ってもらうのがデイサービスです。
つまり「夜勤が無い」のです。

デイサービスでも足腰が弱った高齢者は多いですが、車椅子で移動できます。

また、高齢者ですので食事の介助などをする事もありますが、健康な高齢者なので特養ほどは神経質にならなくても済みます。
(特養では食物がのどに詰まる、気管に入るなどの心配がありました。)

そのため、現在は転職して良かったと思っています。

日曜日に休みを取れる!

基本介護職はシフト制になっているため平日や休日の区別なく出勤になります。
お子さんをお持ちの方は土日に行事があることも多く、できれば土日が休みであれば助かりますね。

登場人物B

結婚するまで、15年ほど特養で働いていました。
結婚して子供が小学生になるまで、専業主婦をしていました。

デイサービスの仕事は、夜勤がなく、日曜日が休みのため、働きやすいと思ったのがきっかけで就職しました。

デイサービスは、特養よりも会話が多いので、やりがいを感じる瞬間が多いと思います。

お年寄り同士の人間関係や、スタッフ同士の人間関係が色々あって精神的に疲れることもありますが、特養よりも変化があって楽しいです。

わがままなお年寄りがいても、「これは未来の自分の姿なんだ」と、言い聞かせて笑顔で接するようにしています。

季節毎に行われるレクで何をするか考えて、お年寄りに喜んでもらえると凄く嬉しいです。

私はどちらかとうと、活発な性格なので、大きな声で喋ったり動き回るのが好きなので特養よりも向いていたみたいです。

利用者の介護度が低いため介護の負担が少ない!

特養と違いデイサービスの利用者さんの多くは介護度が低いかまたは要支援の方。
そのため、身体介助が少なかったり、意思疎通ができ、介護負担が少ないのもメリットの一つです。

登場人物B

実際に特養勤務から、デイサービスに移って数ヶ月が経過しますが転職した甲斐があったと思っています。

特養勤務のときに大変だったのは、基本的には自分で立つことが困難な方会話ができない方が多くいらっしゃったので対応に非常に苦労することが多かったこと。

また、夜中にも非常用のベルを押されることも多かったので精神的にきつかったこと。

反対にデイサービスの場合は1日の流れが大まかに決まっていまして、少しお手助けでも十分な対応ができ、また、しっかりと意思疎通も取れるので、「何をやりたいのか」「何をしてもらいたいのか」ということがはっきりと分かります。

お年寄りの方にもデイサービスの方が負担が少なく、職員さんに会うのが楽しみという声もいただき大変仕事にやりがいを感じています。

登場人物A

私がデイサービスに転職して良かったことは人間関係です。

介護職をしていても一人間ですから、特養に入居されている方との人間関係に悩まされることがありました。

認知症の症状の重い方も多く、八つ当たりをしてきたり常に文句を言ってきたりする入居の方多かったためです。

どんな扱いを受けたとしても、仕事としてきちんと対応していましたが精神的にもまいってしまう事がありました。

そんな時に、同じ介護職をしている友人から「デイサービスの方が向いているのではないか?」と言われ、よく考えたのちに転職を決意しました。

特養もデイサービスも行う仕事は似通っていますが、デイサービスの場合は比較的健康な方が来られること。

そして、毎日顔を合わせるわけではないですから、お互いの良い点を見ることが出来るのが気に入っています。

毎週のデイサービスを楽しみにしてくださっている方と会えるのは私の仕事のやりがいともなっています。

デメリット

特養よりもコミニケーション能力が求められる

デイサービスは特養よりも利用者さんやご家族さんとのコミニケーション能力が求められます。
デイサービスは利用者さんに楽しんでいただくというサービス業の色が濃く、その分コミニケーション能力を必要となるため。

登場人物B

私は、13年務めた特養を退職して、職場環境を替えたいとの思いからデイサービスで働くことを決意しました。

しかし、デイサービスで働くということは、自分が思っていた以上に大変でした。

まず、デイサービスは文字どおり「サービス業」であるために、丁寧な言葉づかいと電話応対が求められました。

特に、電話応対などは今までの特養ではほとんど行ってこなかったために、電話での話し方や伝え方などにとても苦労しました。

それから、特養と違ってコスト意識を求められることが多くなりました。

1日の利用者数が自分たちの給料に直結するため、利用者をお客様ととらえて丁寧な対応が求められましたが、慣れるまでにとても時間がかかりました。

今では、すっかりデイサービスの仕事に慣れて、毎日楽しく仕事に取り組んでいます。

登場人物A

私は元々は特養で介護の仕事をしていましたが、いつかデイサービスで働いてみたいと思っていたのでデイサービスで働いてみました。

私の考えではデイサービスはレクリエーションをして元気なお年寄りと楽しくお話しする仕事だと思っていました。

デイサービスは特養と違いオムツ交換や食事介助がほとんどありません。

しかし、毎日の車での送迎や、利用者の家族とのコミュニケーションがとても大変でした。

さらに利用者に来てもらえるように質の高いレクリエーションなどを考え提供しなければなりませんでした。

特養でレクリエーションをしていた事もあり自信はありましたが、特養で行なっているレクリエーションでは利用者は楽しんでもらえませんでした。

身体介護がない代わりに他の仕事が大変な事に気付きました。

夜勤手当がなくなるので収入がダウンする

特養と違い夜勤のないデイサービス。
メリットでもある一方、夜勤がないことで夜勤手当もなくなりその分収入がダウンしてしまいます。

登場人物B

私が介護の現場で勤め始めて、最初に就いたのが特養でした。

特養では早出・日勤・遅出・夜勤と4つの勤務時間あり、それぞれの勤務時間で業務が違っていました。

私は同じ事を毎日繰り返す事が苦手であり、勤務時間が変わることで苦もなく特養の仕事が出来ていました。

ですが、デイサービスでは日勤のみで毎日同じ事を繰り返す作業の様に感じ、利用者に愛着が持てずその方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

また、特養では夜勤にも入り、1回7000円の夜勤手当が付き給料面でもデイサービスと比べると開きがありました。

給料が下がると仕事に対するモチベーションも下がり、仕事が全くさばけませんでした。

このように、特養とデイサービスを比べてみると、仕事の内容も違えば給料にも差が付いてしまった為、特養の方が私は働きやすい環境だったと思いました。

登場人物A

私は2年間特養職員として勤務後、当時の法人内異動によりデイサービス職員となりました。

当初は夜勤がないデイサービスに異動になったことで、「身体的負担が減ること」や「生活リズムが再構築されること」を期待していました。

ですが、実際にデイサービスで勤務してみて実感したことは、

  • 土曜・日曜の週末が休みとなったけど世間一般も休日の為に何処に出掛けても混雑して逆にストレスになる
  • 平日の休みが減った為、銀行や市役所関係に行くことが出来ない
  • 夜勤をしていた当時と比較して生活に関連した出来事が行いずらくなった
  • 夜勤手当が無くなった分、収入が減った

ことも経済的に影響を及ぼしたことでした。

結果、私はデイサービスに異動が一年足らずで退社し、新たな特養職員として違う職場に再就職しました。

レクレーションが大変

デイサービスではほぼ毎日レクレーションを行います。
週替わりで違うレクレーションを行うのが一般的ですが、レクの企画や準備にはそれなりの負担も・・・。

登場人物B

特別養護老人ホームの忙しさと夜勤に嫌気がさしデーサービスに転職しましたが、同じ介護職といっても想像以上の違いに早くも失敗してしまったなぁと感じはじめています。

デイサービスには特養にはなかったイベントやレクレーションが毎日のように行われ、スタッフはその準備に追われるのです。

とにかく夜勤がないところで働きたいという思いであまり深く考えずにデーサービスに転職したのですが、今まで求められなかったコミュニケーション能力が必要となりとまどっています。

人前で話したりするのがあまり得意ではないのでレクレーションが苦痛で仕方ありません。

介護のお仕事と一括りにいっても特養とデーサービスでは仕事の内容が全く異なるのだということを痛感しています。

特養からデイサービスに転職する際のアドバイス!

同じ介護の仕事でもまったく内容の違う特養とデイサービス。
転職する際に注意したいことなど、経験者の方からアドバイスをいただきました!

登場人物A

特養に関しては率直にいうと寝たきりの方の介護が多く、介助量が多いため仕事をする上で腰痛や自身の身体的負担を考えなければなりません。

また、特養には長く同じ人たちが生活していくため仕事に対する刺激がなくなる可能性があります。

ある程度動ける人もいますが、その方も認知面に問題があることがあるため転倒のリスクに注意しながら生活を見ていかないと行けません。

デイサービスに関しては自宅で生活可能な人が多くその方の日常生活で困難となっている入浴や最近なら身体能力の維持のために運動を積極的にしているところもあります。

転倒のリスクも少なく認知面でも問題ない方も多いですが人の性格というのは色々なものがあるので利用者への対応には注意が必要です。

登場人物B

特養とデイサービス、どちらも実務経験しました。

私の場合は特養の経験の方が長く、入所されているご利用者様と良い意味で家族のような馴れ合った関係を築いていたと思います。

毎日起床から就寝までを共にし、自分の家族より 一緒に過ごす時間が長かったからだと思います。

その後デイサービスに転職し、一番の違いはデイサービス利用をされているご利用者には、帰る家があり家族がいるということです。
ですので、ご利用者様の生活スタイルやその背景にあるご家族の生活のことも考えなければならないと思います。

もちろん独居の方もたくさんおられますが、デイサービス利用をしている時間の家族の介護負担の軽減やご利用者様本人の家事の軽減、気分転換、生き甲斐作りに特に配慮して勤めていました。

登場人物B

特養からデイサービスへの大きな違いとして利用者の自立度が違います。

特養で働いていた方ならわかると思うのですが、寝たきりの方も多く、介助がかなり大変で周りに腰痛やがひどい人もいたのではないでしょうか。

特養の仕事をやめる方の理由の一つとして仕事がキツイというのは挙げられると思います。

デイサービスに転職する際に特養と大きく違う点として、利用者の介助量と対応がかなり変わってきます。

自宅である程度生活可能な方たちの相手をするので比較的介助量は少なく、認知面も高い方が多いです。

その分一度にたくさんの人を見なければならないのでリスク管理については注意をお願いします。

また利用者への対応については、特養よりも接客よりの対応になってくると思います。

利用者一人一人に考えがあるためしっかりと内容を聞き、対応していかなければなりません。

このようなことを頭に入れ、転職を考えてもらえたらと思います。

107587

特養とデイサービスは同じ介護施設でもお仕事の詳細は全く違います。
そのメリット、デメリットをしっかりと把握した上で転職をしましょう!